滋賀山で不明児童２人の捜索続く

5月28日9時3分

２７日、滋賀県高島市の山に登り、行方が分からなくなった小学生２人は、徹夜の捜索でも見つからず、警察や自衛隊などは、２８日朝から２００人以上の態勢で滋賀県側と隣の福井県側から捜索を続けています。

行方が分からなくなっているのは、大阪・中央区にある、城星学園小学校の小学６年の男女の児童２人です。
この小学校は、２７日、６年生８０人と付き添いの教師やガイドの合わせて８９人が、学校の行事で滋賀県高島市にある標高８２０メートル余りの赤坂山に登りましたが、昼ごろに山頂付近で点呼を取った際、男女の児童２人がいないことが分かり、警察に届けました。
学校によりますと、引率した教師は、これより前の午前１１時半すぎ、別の児童から「４人の児童が、立ち入り禁止の場所に入って行った」と聞いて、捜しに行ったということです。
その際、２人の児童は戻り「４人で違う道を進んだが、怖くなって戻ってきた。ほかの２人は近道をすると言っていなくなった」と話したということです。
教師らが付近を捜しましたがほかの２人は見あたらなかったため、先に進んだ可能性もあるとみて改めて山頂付近で点呼を取ったところ、いなくなっていることが分かったということです。
警察と消防、それに滋賀県から要請を受けた自衛隊は登山ルートの周辺を中心に夜を徹して捜索しましたが、２人は見つからず、２８日朝からは２００人以上の態勢で滋賀県側と隣の福井県側から捜索を続けています。

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