米オクラホマ州の竜巻１０人死亡

5月21日9時0分

アメリカ南部オクラホマ州で巨大な竜巻が発生し、広い範囲で多くの建物が破壊され、これまでに少なくとも１０人が死亡しました。
地元の警察などは、崩れた建物に取り残された人がいるとみて、救助活動を進めています。

オクラホマ州のオクラホマシティー郊外で、現地時間の２０日午後３時前（日本時間の２１日午前５時前）、竜巻が発生しました。
地元のテレビ局は、巨大な竜巻がゆっくりと渦を巻きながら移動する様子を撮影した映像を伝えています。
竜巻が過ぎ去ったあとに地元のテレビ局がヘリコプターで上空から撮影した映像では、広い範囲で多くの建物が激しく破壊されている様子が映し出されています。
オクラホマ州によりますと、これまでに１０人が死亡したということです。
警察によりますと、建物が大きな被害を受けた地元の小学校では、児童や教師などおよそ８０人が取り残されたという情報があり、警察などが救助活動を進めています。
また、病院にも被害が出ていて、１つの病院では、入院患者や医療スタッフおよそ３０人にけがをした人はいませんでしたが、建物の被害が大きいため、別の病院に移動させたということです。
オクラホマ州を管轄するヒューストンの日本総領事館によりますと、在留届で被害が出ているムーアに住む日本人や近くのノーマンという都市にある日系企業などに確認を行っていますが、これまでのところ被害の報告は受けていないということです。
アメリカのメディアによりますと、中西部や南部では２０日、ほかにも各地で竜巻が発生しており、気象当局は竜巻に警戒するよう呼びかけていました。

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