避難者に福島へ無料バス運行埼玉

4月28日10時35分

原発事故の影響で避難生活を強いられている福島県の人たちの里帰りを支援しようという埼玉県と福島県を結ぶ無料バスの運行が大型連休にあわせて始まりました。

この無料バスは、里帰りを考えている被災者の負担を少しでも軽減してもらおうと埼玉県労働者福祉協議会がバス会社に委託して運行するものです。
バスは、いわき市行きと福島市行きが大型連休中は２日ずつ運行され、初日の２７日は、さいたま新都心から出発するいわき市行きのバスに富岡町などに帰る８人が乗り込みました。
被災者の里帰りの支援を巡って、国は、避難区域の住民のほかに、福島県の一部の市町村などから自主的に避難して離れて暮らす家族も対象に、高速道路の無料化を始めました。しかし、県労働者福祉協議会によりますと、運転ができない人や母と子で避難している人たちなどには無料バスの需要が高いということです。
いわき市の家族に会いにいくという女性は「自家用車で帰るとガソリン代もかかり、運転も大変なのでこういうバスがあると、とても助かります」と話していました。
この無料バスは予約が必要で、来月３日と５日の福島市行きの便は、来月１日まで予約を受け付けているということです。
予約先は、埼玉県労働者福祉協議会０４８－８３３ー８７３１です。平日の１０時から１７時まで受け付けています。

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