文化交流でアジアと相互理解へ

4月19日21時39分

政府の「アジア文化交流懇談会」の初会合が開かれ、映画、ドラマ、ファッションを通じた文化交流などで、アジア諸国との相互理解を深めるための方策について議論し、ことし９月に提言をまとめることを確認しました。

「アジア文化交流懇談会」は、文化交流を通じてアジア諸国との関係強化を図るための具体策を検討しようと、映画監督でタレントの北野武氏や、デザイナーのコシノジュンコ氏などをメンバーに設けられたもので、１９日夜、総理大臣官邸で初会合が開かれました。
この中で安倍総理大臣は、「アジアの多様な文明圏は、限りなく美しい多様性を残したまま融合しつつある。２１世紀のアジアは、新しい人類文明の形を生み出すと信じている。新しいアジア文明の創造に皆さんの力をお借りしたい」と述べました。
そして会合では、映画、ドラマ、ファッションを通じた文化交流などで、アジア諸国との相互理解を深めるための方策について議論し、ことし９月に提言をまとめることを確認しました。
会合のあと北野氏は記者団に対し、「日本がリーダーシップを取って、アジアをまとめていきたいという安倍総理大臣の意志を感じることができた。『文化とは』といった堅い話は抜きで、『おもしろければいい』というような立場で考えていきたい」と述べました。

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