埼玉体罰の教諭３人を処分

3月23日0時59分

部活の指導中などに生徒の足を蹴ったり、顔を平手打ちしたりする体罰を加えていたとして、埼玉県教育委員会は、県立高校や公立中学校の３人の教諭を停職３か月などの処分にしました。

処分を受けたのは、県立志木高校の４７歳の男性教諭と、県立いずみ高校の４２歳の男性教諭、三芳町立藤久保中学校の２６歳の男性教諭の合わせて３人の教諭です。
埼玉県教育委員会によりますと、志木高校の教諭は、女子バレー部の指導中にミスをした生徒の足を蹴ったり、学年集会で友人と話をしていた男子生徒の襟首をつかんで引きずり回したりしていたということです。
また、いずみ高校の教諭は、バスケットボール部で男子生徒１６人に対し顔を平手打ちをするなどし、藤久保中学校の男性教諭は、白衣を着ないで給食当番を行っていた男子生徒の足を蹴るなどして、けがを負わせたということです。
埼玉県教育委員会は、いずれも体罰にあたるとして、２２日付けで志木高校の教諭を停職３か月の処分にしたのをはじめ、ほかの２人も減給や戒告の処分にしました。
前島富雄教育長は「県民からの学校教育への信頼を失墜させ誠に残念だ。不祥事根絶に取り組んでいきたい」とコメントしています。

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