元横綱・大鵬国民栄誉賞の表彰式

2月25日21時7分

政府は、先月、亡くなった大相撲の元横綱・大鵬の納谷幸喜さんに対する国民栄誉賞の表彰式を開き、安倍総理大臣が、妻の芳子さんに表彰状や記念品などを贈呈しました。

総理大臣官邸で開かれた国民栄誉賞の表彰式には、先月、亡くなった元横綱・大鵬の妻の納谷芳子さんら親族と、横綱の白鵬らが出席しました。
この中で、安倍総理大臣は「人一倍の努力と鍛錬の積み重ねにより、昭和の大横綱として相撲界に輝かしい功績を残されるとともに、多くの国民が憧れ、愛される国民的な英雄として、社会に明るい夢と希望と勇気を与えた」と述べ、国民栄誉賞の表彰状と盾を贈呈しました。
また、記念品として、８回の全勝優勝にちなんで、８つのダイヤモンドが文字盤にあしらわれた掛け時計が贈られました。時計の文字盤には、家族の希望で「大相撲史上最多、幕内優勝３２回」と刻まれています。
国民栄誉賞が授与されるのは、去年１１月に、レスリング女子で、オリンピックと世界選手権を合わせて１３連覇を果たした吉田沙保里選手以来で、個人としては２０人目です。
表彰式のあと、妻の芳子さんは記者団に対し、「とても光栄です。主人の大鵬が受け取れば本当はもっと嬉しかったが、天国で喜んでいると思います」と話していました。

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