北アルプス西穂高岳東京の男性遭難か

2月25日0時11分

岐阜県の北アルプスの西穂高岳で、２３日から登山をしていた東京の２９歳の男性と連絡が取れなくなり、警察は遭難したおそれがあるとみて、天候の回復を待って捜索することにしています。

２４日午後６時すぎ、岐阜県高山市の西穂高岳の登山口近くにある山荘から、「入山した男性と連絡が取れなくなった」と警察に通報がありました。
警察によりますと、連絡が取れなくなっているのは、東京・三鷹市の２９歳の団体職員の男性で、２３日から知人の男性と２人で岐阜県側から北アルプスに入山していました。
２人は、２４日午前６時すぎには、西穂高岳の登山口近くにある山荘を出発しましたが、天候が悪化したため、知人は途中で山荘に引き返し、男性はそのまま登山を続けたということです。
その後、男性から山荘に戻った知人に「登頂した」と連絡がありましたが、２４日午後３時半前に「道を間違えたのでルートを修正して戻る」と電話があったのを最後に連絡が取れなくなったということです。
現場一帯は荒れた天気だったうえ、男性が冬山に登山するのは初めてだったということで、警察は遭難したおそれがあるとみて、２５日以降天候の回復を待って、ヘリコプターと山岳警備隊を派遣して捜索することにしています。

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