搭乗型ロボ横断歩道でも実験

2月20日20時26分

人が乗って移動する搭乗型ロボットの実証実験を行う特区に指定されている茨城県つくば市で、新たに、ロボットに乗ったまま横断歩道を移動することが認められ、２０日に実験の様子が公開されました。

つくば市は、おととし６月、人が乗って移動する搭乗型ロボットの実験を公道で行える特区に国から全国で唯一指定され、搭乗型ロボットを使った防犯パトロールや観光ツアーが試験的に行われてきました。
これまでロボットに乗って移動できるのは道幅３メートル以上の歩道に限られ、横断歩道を渡る際はロボットから降りて移動する必要がありました。
しかし、特区に認定されてからおよそ１年半の間、無事故だったことなどから、横断歩道についてもロボットに乗ったまま移動することが認められました。
２０日は実験の様子が公開され、防犯パトロールのメンバーや愛好家などが、つくば市の中心部で搭乗型ロボットに乗ったまま横断歩道を渡って移動しました。
実験では、横断歩道を渡る際に歩行者と接触しないかや自動車の通行に支障が出ないかなど、安全性や利便性を検証する予定です。
つくば市産業振興課の大久保剛史主査は、「今回の規制緩和で実用化に向けて前進することができました。今後もさまざまな実証実験を行いたい」と話しています。

Download (PDF, Video): (liên hệ Admin)