高校生が仮設住宅に手作りベンチ贈る
5月30日7時26分
東日本大震災で被災した人たちに役立ててもらおうと、埼玉県秩父市で林業を学ぶ高校生がひのき製のベンチを作り、福島県いわき市にある仮設住宅に贈ることになりました。
ベンチを作ったのは、秩父市にある県立秩父農工科学高校で林業や木材加工を学ぶ生徒10人です。
生徒たちは、被災地の仮設住宅では、お年寄りどうしのコミュニケーションの場を設けるためにベンチが必要とされているという話を支援活動に当たる地元の市民グループから聞き、授業の中で製作を続けてきました。
このほどひのき製のベンチ3脚が完成し、29日、市民グループが用意した軽トラックの荷台に生徒たちが積み込みました。
完成したベンチは、くぎを使わずに組み立てられていて、お年寄りや子どもでも座りやすいように座面の高さは40センチと通常より低くなっています。
3年生の男子生徒は「みんながベンチに座って会話を楽しみ、少しでも笑顔を取り戻してほしいです」と話していました。
このベンチは、来月8日に、福島県いわき市の仮設住宅に届けられるということです。
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ Quay lại ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~