教師の体罰理由に生徒３人転校

3月21日20時42分

おととし、東京・墨田区の区立中学校で、３人の男子生徒が教諭から受けた体罰を理由に転校し、この学校の２人の男性教諭が区の教育委員会から文書で注意を受けていたことが分かりました。

墨田区教育委員会によりますと、おととしの３月と７月、いずれも同じ区立中学校の男子生徒で、１年生だった２人と２年生だった１人が、男性教諭からの体罰を理由にそれぞれ区内の別の中学校に転校したということです。
３人の生徒は、頭をたたかれるなどの体罰を繰り返し受け、このうち１人の生徒は、髪の毛を引っ張られたり、胸ぐらをつかまれて振り回されたりしたということです。
区の教育委員会は、おととしの１２月、「行き過ぎた指導があった」として、この中学校の３０代と５０代の男性教諭２人を文書で注意しました。
３０代の教諭は別の中学校に異動し、５０代の教諭は、今月、定年で退職するということです。
墨田区教育委員会は「大変遺憾で、体罰についてさらに教職員への指導を徹底する」としています。

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