手渡し型振り込め詐欺４５００万円被害

3月13日0時42分

１２日午前、川崎市内の７０代の女性が、おいを名乗る男から「小切手の入ったかばんをなくした」という内容のうその電話を受け、現金４５００万円をだまし取られる被害に遭い、警察は手渡し型の振り込め詐欺事件として捜査しています。

１２日午前９時前、川崎市川崎区に住む７０代の会社役員の女性の家に、おいを名乗る男から、「コンビニのトイレでかばんをなくし、中には４５００万円の小切手が入っていた。会社にばれたら首になるので、必ず返すから４５００万円を用意してくれ」という内容の電話がありました。
女性は銀行の窓口で２４００万円を引き出し、不動産の購入資金として自宅に保管していた現金と合わせ４５００万円を、指定された自宅近くに現れた、おいの同僚を名乗る男に手渡しました。
その後、様子を不審に思った息子がおいに確認したところ、だまされたことに気付いたということです。
警察によりますと、現金を受け取りにきた男は年齢が３０歳くらいで、黒っぽいスーツを着ていたということで、女性は家族経営の会社の経理を担当していたため、銀行の窓口の担当者も不審に思わなかったということです。
警察は手渡し型の振り込め詐欺事件として捜査するとともに、家族や親戚を名乗って現金を要求する電話にはすぐに応じないよう注意を呼びかけています。

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